天国に届く日

君の目に映った空は、青かったかい？


冬晴れの空は青くて高い。

ガラスだまみたいな大きな瞳で、よくこの窓から外を見ていた。



その日その時を迎えると、命はどうなってしまうのか。

ロウソクの灯の様にふっと消えてしまうのか、

風船のようにふわふわ飛んでいくのか、

それとも、何かが変化しただけで、同じようにそこに在るモノなのか。


そもそも命って。。。

ただ、それがなくなると、体は急速に硬くなっていく。

君のように小さな体なら余計。


その日君は、天国に届いた。



段ボール箱、白い水仙、裏の畑の菊の花。

硬くなった体を撫でて母が「ありがとう」と呟いた。


ふと、自分のさいごもこんなんがいいと思った。

空いた段ボール箱に入るのは好きだし、

お気に入りの毛布を敷いて、庭の花や雑草なんかと眠るのだ。

本当に想いがある人だけが集って、

晴れた空の下「ありがとう」と呟いてくれる。

理想かもしれない。。



ああ、それにしても。

僕の中の「かなしみ」はこんなにも形を変えたとは。

君を撫でて「ありがとう」と呟いた瞬間、泣いていた。


何かが死んで泣くなんて、少しパフォーマンスじみた行為だと思っていた。


幼いときの「かなしみ」はもっと、野性味を帯びていた。

死は誰よりも冷静に理解していた。

でも、泣いてしまうとそれがホントの本当に確定してしまいそうだったし、

「かなしみ」よりも「不思議さ」の方が強かった。

そして、世界からその存在が風化していくのが、恐ろしかった。

そんな時は、その命が存在していた一点を見つめて立ち止まって居たくなった。


でも今は、そんなんじゃない。

死を彩るのは「かなしみ」や「不思議さ」じゃなく「感謝」が強い。

昔より、死に驚かなくなってる。

近くなってる感じがする。


幾つもの命日を知って、

それが平等に起こりえる普通のことだと知ったからかもしれない。


人によっちゃ、地元の観光地･･･例えば通天閣とか京都タワーとか。。

そんなものより死の方が近い。

一生の間に行かない所なんていっぱいあるけど、

死には確実にたどりつくから。

それは日常にやってくる普通のこと。

というよりは、生きてることの方が驚くべきことなのかもしれない。



僕という現象と、君という現象が、

同じ時間に起こって触れ合えたことについて。

「ありがとう」と言った。

泣いたのは今まで居てくれて嬉しかったからだ。。たぶん。



昼前に動物霊園の人がやってきて、君のだった体を持っていった。

風は冷たいけど、空は高く澄んでいた。

手を伸ばしても、僕にはまだ届かないけど。

毎日生きていて、毎日近ずいてるんだ。

そう思った。

 

インフル日記

お昼まで寝てしまいました。。

でもまあ、薬が効いてきてるのか、鼻水がおさまってきました。。

でもこの薬が結構、けったいなヤツです。
器具に入れて白い粉を口から吸い込むやつです。


ウサギの着ぐるみ着て、羊羹食べながら緑茶すすってます。はい。


昨日久々に掃除をして、お部屋が綺麗です。久々に(笑)。

お部屋の保温力をあげるために、
長い間取り外していた襖を全部はめてみました。

そうするとやっぱり温かいです。
何か忍者屋敷みたい。。

ウチは広いです。
一家で住む家に一人で暮らしてるから当たり前です。

押入れの襖も合わせると、家全体で襖が20枚もあることに気づきました。
他に1階には部屋を仕切るガラス戸が8枚あります。
内2枚は使わないだろうということで大家さんに持って帰ってもらいましたが。。

でも仕切ると温かいものね。。
夏は取り外せばいいし。

昔の人はよく考えたものやね。


友達が数日前に結婚式したらしい。
おめでとう！
おめでたい話は、ウハウハするね！
菌に犯されながら忍者屋敷でウサギでウハウハしとくわ！
おめでとう！
来月の結婚パーティーにはお邪魔しますさかい！


ああでも何だかお年頃なんですかね？？
そういう話、去年の中ごろぐらいから急に増え始めた気がするんですけど。。
急に周りがざわつき出したというか・・・。
びっくりするね。
うむうむ。
なむなむ。。


晩御飯何食べようかしら？

すみません、インフルエンザです。。

やっちゃいました。。。

ひいてまいました。。

インフルエンザA型です。

なので、今朝日記に書いた３０日のライブペインティングも中止です。。

ホンマすみません。。


症状は軽い方なので平気です。。

だから普通の風邪やと思ってました。

熱はあったけどそこまで高熱じゃないし。

そんなにだるくないし。。

そんなんやったから、昨日もバイト行ってしまったし。。


でもそんな場合も最近良くあるらしいです。。

症状の現れ方は人それぞれなのでね。。



皆様、異変を感じたらすぐ医者行った方がいいよ。まじで。


今日からまる三日間、隔離です。


創作活動の時間が増えたと思っとこうかな。。。

コメディアンにはなれない。

ミュージシャンにもなれない。

 

役者にもなれない。

 

 

そう思った、深夜の救急病院、点滴室にて。

 

 

点滴を受ける彼女の注文は、「昔話」。

 

 

ごめん！即興語りとか無理やねんって！

 

 

即興でも、書くならできる。

 

描くのもできる。

 

でも、語るとか無理ですから！

 

自分の声に乗せるの苦手なんですって！体使うの苦手なんですって！

 

基本裏方人間ですから！残念！

 

 

どもるあたしに「想像力ないな～」と野次が飛ぶ。

 

へいへい。

 

無力ですまんね～。

 

 

 

看護師さんにはなれない。

 

保母さんにもなれない。

 

ヘルパーさんにもなれない。

 

 

そう思った、弱った彼女を前にして。

 

 

人のお世話ができる人ってすごいと思う。

 

今までどちらかというと、世話をやかれてきた人間です。

 

だから何だか、世話をやきたいときに、世話のやき方が分かりません。。

 

 

あたしがやったことといえば、

 

アクエリアス持っていったのと、チャリンコニケツで救急病院連れてったのぐらいで。

 

他はただアワアワして見てただけです。

 

 

 

彼女はウィルス性の急性胃腸炎だったらしい。

 

 

 

何だか心配していたら、

 

もう復活して、こないだビール持ってうちに遊びに来ました。

 

人の話を笑って帰りやがりました。

 

 

よかたー、よかたー。

 

 

 

何だか最近、体を壊してる人が周りに多いです。

 

あたしは丈夫でよかった。

 

お腹痛くて、一人お部屋でもがいてるなら、アクエリアスぐらいは持っていくさかい。

 

みんな、孤独死とかせんといてね。

 

まじで頼みますよ～。